香典返し・葬儀のマナーと知識MANNER

葬儀のマナーと知識

喪主側のマナー・知識

喪主側のマナー・知識

ご葬儀から一周忌までの流れ

「死去(命日)」→ 「初七日」 → 「葬儀を終えて体を休める」 → 「お香典の整理」 → 「会葬いただいた方へのお礼」 → 「お礼のための挨拶まわり」 →「病院等での精算」→ 「葬儀社への精算」→ 「亡くなってから七日ごとに法事・法要」
上記が葬儀の流れです。
その後、四十九日までの法要を「追善法要」、一年ごとの法要を「年忌法要」と呼びます。

亡くなってからちょうど一年めの同月同日、「祥月命日(しょうつきめいにち)」を「一周忌」と呼びます。

服装、持ち物、身だしなみ

原則として喪主、遺族は弔問客をお迎えする立場の方は喪服の着用が一般的です。しかし、お通夜は正式な喪服でなく、黒スーツやワンピースでも問題ありません。

納骨と御位牌

<一般的な納骨とは>
火葬後、必ずしも納骨するとは限りません。現代では多様なスタイルが存在し、遺灰を山や海にまく散骨の場合は、そもそも納骨自体を行いません。

他にも経済的理由からお墓を建てられない、仏壇を置けないという人は「手元供養」という形で、「遺骨や位牌を加工した物を手元に置き供養する」といった方法も存在します。

届け出・手続きについて

死亡してから7日以内に処理しましょう。医師から「死亡診断書」を受け取り、「死亡届」の用紙に必要事項を記入して市町村の役場に提出します。死亡届が受理されると、「火葬許可書」または、「埋葬許可書」が発行されます。
※参考書類厚生労働省から死亡診断書、法務省から死亡届 、医師から「死亡診断書」を受け取り、「死亡届」の用紙に必要事項を記入して市町村の役場に提出します。

葬祭費給付金制度について

国民健康保険・健康保険加入者が亡くなりお葬式が執り行われた後、葬儀をした方(喪主)が手続きを行うことにより葬祭費(埋葬費)が支給される制度です。葬祭費(埋葬費)の給付額は市区町村によって異なり、1万円〜7万円ほどになります。申請期間は死亡日から2年間となっております

相続税

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ご法事

法事・法要は、故人の冥福を祈り、供養するための大切な儀式です。

<法要とは>
死者に対しての供養(追善供養)を営むことで、法事は仏教行事全般(お盆・彼岸供養など)のことを指します

お中元・お歳暮・年末欠礼ハガキ

お歳暮は日頃お世話になっている方へのお礼であり、お祝い事ではありませんので、先方が喪中のときでも贈って差し支えありません。ただし紅白の水引はかけず、白無地の奉書紙か無地の短冊を使って、表書きは「お歳暮」とします。

また、先方にご不幸があったばかりで四十九日も明けていないような場合には、お贈りするのは忌明け後(四十九日以降)にしたほうがよいでしょう。忌明け後まで待つとお歳暮の時期を逃してしまう場合には、松の内(一般的には1月7日。地域によっては1月15日)が明けてから、「寒中見舞」としてお贈りします。

尚、ご自分(贈り主)が喪中の場合には、先方に不幸があったわけではありませんので、普段通りお歳暮を贈っても結構です。
ただ相手先によっては、死を「穢れ」と考え、喪中の人(「穢れ」のある人)からの贈り物を気にすることもあります。その場合にはやはり四十九日を過ぎてから水引を掛けずにお贈りします。

年末欠礼ハガキは喪中ハガキと呼ばれ、喪中なのでこちらからの年末年始のご挨拶は控えさせて頂くという旨のお知らせです。 訃報をお知らせする意味だけでなく、毎年やりとりしている中で今年は送られてこないのは何故だろう?と思わせないためにお相手に送るという意味合いもあります。
お相手が年賀状を出した可能性がある時期に出してしまうと、お相手を困らせてしまう場合があります。 そのため、一般的に年賀状の発送をする時期より後の場合は、喪中ハガキは送らず寒中見舞いで、年賀状を頂いたお礼と喪中で年賀状が出せなかったお詫びをするのが良いでしょう。

お盆とお彼岸

お盆は、平たく言えばご先祖様が年に一度の里帰りをされる日です。初盆は、忌明けをして仏様となった御霊が、初めて御霊として我が家に帰ってくるので、通常のお盆より丁寧に迎えるのが初盆となります。
お彼岸の仏事はご先祖様や亡くなったばかりの方が無事に彼岸にたどり着けるよう祈る考えから供養が行われます。 そして、敬う気持ちを持ってこちらからお墓にお参りをさせていただくという習慣です。

参列側のマナー・知識

参列側のマナー・知識

お通夜・葬儀・告別式

受付では最初に、「心からお悔やみ申し上げます」とお悔やみの言葉を述べてから、会葬者名簿に記帳し、香典を渡します。香典はふくさに包んで持参するのが正式です。ふくさがない場合は、地味な色の小風呂敷か白いハンカチに包んでおきましょう。受付で包みから取り出すようにすると、むき出しのまま差し出すよりていねいな印象になります。
<お通夜の流れ(仏式)>
一同着席 → 僧侶入場・読経 → 焼香 → 僧侶退場 → 喪主挨拶 → 通夜ぶるまい

通夜でのふるまい・精進落し

お葬式の料理には、おもてなしの心と、悲しみを和らげ故人を偲びながら思い出を語り合える場が必要であると考えます。通夜の後には「通夜ぶるまい」が、火葬後の遺骨迎えの法要や初七日法要の後には「精進落とし」が催されます。これは参列者へのお礼やお清め、と故人への供養の意味がありますので、勧められたら遠慮せずに参加しましょう。

精進落としの際、食事の前に故人に杯を捧げる献杯が行われます。まず故人の位牌の前にお酒を入れた杯が供えられ、次に出席者の杯にもお酒が注がれます。喪主のあいさつの後、代表者が献杯の発声をしますので、一緒に「献杯」と声を出して杯を軽く持ち上げます。
ただし、一般の乾杯のように隣の席の人と杯を合わせたり、拍手したりするのは慎みましょう。

香典の贈り方

香典とは「香奠」と書き、霊前に香を供えるという意味があります。
現代では香の代わりに現金を包むのが一般的です。包む金額に決まりはありませんが、故人との生前の関係などを考慮して包むようにしましょう。

焼香の手順

基本的には右手の親指・人差し指・中指の3本で抹香をつまみ、額の高さまで上げ(「おしいただく」といいます)、指をこすりながら香炉に落とします。これを1~3回行います。お焼香は故人のことを想って行えばそれでいい、というのはご僧侶の方がよく口にする言葉です。故人と宗派が違った場合であっても、ご自身の宗派に合わせれば問題はありません。

ご自身の宗派の作法を覚えた上で、余裕があれば相手の宗派の作法についても知っておくと、互いにとって心おだやかな葬儀となるのではないでしょうか。

出棺から火葬まで

出棺とは葬儀場から火葬場へ送ること。告別式が終わったあとに式場内で行われ、火葬場に同行しない方は これが故人との最後の対面になります。

火葬炉の前には焼香台があるので、そこに棺を置きます。台の上に位牌と遺影を飾り、棺の窓を開けて最後の お別れをします。
僧侶が同行した場合は最初に読経があり、読経中に喪主以下順に全員が焼香して故人に最後の別れを告げます。僧侶が同行しない場合は、係員に従って焼香します。火葬炉の前には焼香台があるので、そこに棺を置きます。台の上に位牌と遺影を飾り、棺の窓を開けて最後の お別れをします。

弔電・供花・供物の贈り方

死者の霊を慰めるために、霊前に供える花や品物のことを、供花(きょうか)、供物(くもつ)と呼びます。
また、事情があって通夜や葬儀に出席できない場合は、弔電を打ってお悔みの気持ちを伝えます。

特に故人と親しかった場合やお世話になった場合は、感謝の気持ちを込めて供花や供物を贈るとよいでしょう。
ただし、地域や宗派によってしきたりが異なるので、事前に確認しておきましょう。遠方に住んでいる、どうしても外せない用事がある場合などは、知らせを受けてから、すぐに弔電を打つようにしましょう。

供花は以前は、白い花のみを使用することが多かったのですが、現在では淡い色の花を使用することも増えているようです。故人が好きだった場合等の例外を除けば、棘のあるバラは使用しないようにしましょう。1万円~1万5千円程度で百合や菊、カーネーションなどが一般的なものになります。